記事番号:1588 [
シークヮーサー(酸食わし)の血糖値や血圧を下げる効用
沖縄を代表する果物の一つに『シークヮーサー』があります。近年、この『シークヮーサー』には血糖値や血圧を下げる効用、がん抑制効果があるとされ注目を浴びています。
沖縄の方言で「シー」は酸、「クヮーサー」は食べさせる、という意味があり、名称として「酸食わし」と表記することもあります。
シークヮーサーは沖縄の在来柑橘種で、お酢の代わりとして用いられたり、すだちやカボスのように焼き魚や刺身にかけると魚のおいしさを引き出しまたり、泡盛に混ぜて味をマイルドにしたり、古くから沖縄県民に親しまれてきました。
シークヮーサーの旬は、9月から11月くらいです。主に沖縄本島北部、大宜味村や本部町で栽培され、特産品として販売や加工商品などが生産されています。近年ではシークヮーサーに含まれる物質に、がん細胞の増殖抑制や細胞死を促す作用があることや、血圧や血糖値を下げる作用のあることが医学会で発表されています。
- 和名:ヒラミレモン(平実檸檬)
- 学名:Citrus depressa
- 分類:ミカン科、常緑低木、柑橘類
Green Planetさんによる写真ACからの写真