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 沖縄県民の台風対策

「台風銀座」と呼ばれる沖縄地方やその周辺の島々では、昔から台風対策が生活の一つになっています。近年、その生活もライフスタイルの変化もあり少しずつ変わりつつあります。そこで「今頃の台風対策」を考え、沖縄県民の日頃のノウハウ(勝手に書き手が日頃行なっていることですが。。。w)を簡単にまとめてみました。台風に慣れていない本土の方へ、参考になれば幸いです。いくつかのポイントを台風

台風対策

 まずは台風情報の確認

何はともあれ、台風が発生した情報を聞けばその進路や大きさ、パワーを確認しましょう。近年の異常気象による夏場の気温情報は少なからずとも台風発生に影響を与えている感はあります。また、異常に強く大きい台風も近年多くなったと感じます。下記のサイトなどで確認しておきましょう!沖縄にいると肝心な台風情報をローカル情報として扱われるため、接近前や情報などがテレビの全国ニュースでは時期がズレている場合があります。早めにネットやローカル局などで情報を抑えるのがセオリーです。(近年ではデジタル放送などの発展で画面上確認できる様になりました。)

 外回りの片付け

意外と忘れがちなのが、家の周りやベランダの状況です。一戸建てなら庭の樹木や日頃そのままにしている物を確認してください。強風に飛ばされるおそれのあるものや壊れるおそれのあるものは片付けるか補強などをしておきましょう。ビニールシートなどが風に煽られ電線などに引っかかり停電などの被害を起こすケースは十分考えられます。また、ベランダなどに置いている洗濯機のフタが強風で飛ばされないよう紐などで縛り抑えておきましょう。

 電気、電源の確保

台風情報を得るには色々な機器が必要です。しかし、その機器を動かすのは電気です。電池や携帯のバッテリーなどは余分に準備しておきましょう。台風の直撃を受けると停電になる事は充分に考えられます。ランプや懐中電灯などを備えておくことをお勧めします。

 食料の備蓄

沖縄へ接近する台風は速度の遅いものもあります。また大型になれば暴風域の広いものもあります。暴風域に入ってから丸一日外出のできない状況などはよくある事です。そのため、家族が買い物に出なくても食料が尽きないようにインスタント食品や簡単な食べ物(パンや缶詰類など)補充しておくことが良いでしょう。また、断水や停電に襲われることも十分あります。料理しなくてもいい食品を備蓄することをお勧めします。冷蔵庫が使えなくなる状況も考えられます。そんな時のために大型のクーラーボックスを準備しておくのも良いでしょう。一時的に冷やさないといけない食料を補完することができます。

 水の確保

停電で水道の水を汲み上げるポンプが使えなくなると水道自体が使えなくなります。飲料水を確保するのは基本的なことですが、水洗トイレに使う水なども確保しておいたほうが良いでしょう。風呂桶のある浴室なら一時的に風呂桶に水を貯めておくと良いでしょう。

 最後に心得ておく事!

最後に台風に対しての心得が重要です。暴風域に入ったら極力外出は控えましょう。海の近くや高波が発生する場所には絶対に近づかないよう心がけてください。またドアの開閉時も十分注意してください。強風に煽られたドアに指などを挟むケースは少なくありません。車の中も安全とは言えません。暴風で車が横転したりハンドルを取られ操作不能になることも考えられます。ただ台風が過ぎるのをおとなしく待つのが一番の安全策だと考えます。万が一、避難を余儀なくされる場合は防災マップなどで近くの避難場所も抑えておきましょう。

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